
ボリューム、バランスを整えつつ、
最後の仕上げに魔法をかけます。
その魔法は「ひらめき」とか「思いつき」とかのインプロビゼーションによるところがあまりにも大きいため
説明のしようがありません・・・・・しいて言うならば上の写真にもあるように指先を板に固定した状態で
少しずつ彫り進めることぐらいでしょうか?
それよりもやはり毎日の思いつくトレーニング(酒や遊び、恋などなど)が大変重要だと思います。
もちろん勉強(他の作品を見るとかデザインの基礎的なこと)が重要なことは言うまでもありませんが、
「思いつき力」は毎日思いつく中で養われるって思っていますので、デザインの勉強というよりも、
素直な心で純粋に思いつく思いつきじゃないと、「思いつき」が思いつきません。

今回思いついたのは
石の座にあたる部分に「渦巻き」 と

この部分の透かし。
それから

この流れるような
美しいライン。
全部がいっぺんに思いついたわけではなく、一つの思いつきから思いつきの連鎖が起こり
雪崩式に思いつくわけですが、バラバラの思い付きを一つの方向に収束させることが
いわいる「技術」だって思います。
えらそうに書いてますが・・・・・僕はそう考えています。

最後の最後まで少しずつ少しずつ彫った線、一生懸命彫った線は見た目の美しさとは関係なく
人の心に訴えかけるものが必ずあるって信じています。

完成!
とはいっても重要な「鋳造」という工程を経てしっかり研磨するまでまだまだ先が長いですが、
ワックスの段階では出来る限り綺麗な面をだし、デザイン上手を加えられるところはしっかり
手を入れる。 そこまでいって始めて「ワックスの完成」となるわけですが、
僕はこの魔法後にさらに魔法が(思いつき)かけられるように最後にしばらく「放置」してから
鋳造します。
「やっぱりここはこのままじゃなくこっちのほうがいいぞ」とか、「ここはやりすぎだな」とか客観的に
見るためにはいったん興奮状態を覚ます必要があるからです。
その時間やもちろん思いつかないときの苦しい時間なども作業時間に換算すれば莫大な時間と
「無駄」が生じますが、その一見「無駄」な行動にこそ極意があるのです。
作業が遅いことに対しての言い訳がましい極意ですが・・・・・・・・
これからももっともっと精進して良いものをじゃんじゃん作っていきます。
僕の作品を見てくれた人に、毎日をちょっとでも楽しくする思いつきが思いつくように。
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