
前回から時間が空いてしまい申し訳ありません。
どうしてかというと制作にのめり込むあまり写真を撮影していなかったから・・・・・
上写真は「ワックスペン」というワックスを溶かして盛り付けたりテクスチャー(模様)を入れたりする際に
使用する工具を使って「石枠(覆輪)」と「本体」とをつなげ合わせたところです。
実はこの前に石を横向きにセッティングしてみたところ少し違和感があったためこのようなセッティング
に急遽変更したのです。
前回の横向きの画像はありますので、その画像で説明して誤魔化すことにします。
このようにセットしたところをイメージしながら、作業に入りますが、このような大振りな石をセットする場合、石自体の背が高いために
リング自体がものすごくのっぽになってしまいがちです。
それを回避するためにどうしても石に負けない強い腕部分をデザインしていますが、左右に均等ではない
要素を使うことが多い僕は横向きにしてセッティングしようと思っていました。
ですが出来上がったバランスを観てやはり正面センターをしっかりとってからデザインを練り直そうと思い
(一枚目の写真)作りなおしました。
作業工程自体は同じですので、一回目の工程で説明しますが、
まず覆輪を本体の取り付け部分に固定して作業開始ですが、ワックスの特性の一つに「溶ける」ことが
あげられます。
これは簡単言うと溶かしてくっつけたり、折れても修正が効くっていうことです。
この特性を最大限に活かして作ることで、地金からでは得られない効果が期待できると思います。
例えば複雑なロー付け作業を要する(たくさんの別パーツからなる組み立てが必要な)デザインを
一体で制作することで、大幅に作業効率が上がるとともに、デザインにもっとも適した表情(表面処理)
を出すことが比較的容易に可能になるということがいえるんではないでしょうか?
難しく書いているので自分でもちんぷんかんぷんになったので、簡単に言うとワックスは「溶かしてもいい」
のです。
溶ける融点はそのワックスの種類によりますがここで一番注意するのが溶かした後のワックスの
「性質の変化」を知っておかないと後で困ることになるっていうこと。
僕の使用している写真のブルーのハードワックスはいったん溶けると再び固まった時に粘りが増し、
細かな表情を彫り込むのが非常に困難になります。
さくさく削れる最初の状態には戻りませんので、そういう部分には「溶かして使う」方法自体が有効
とはいえないので、別の部分で結合させるなどの工夫が必要でしょう。

乗せる位置を決めたら仮留めしてあげてから溶かしたワックスを隙間に流しいれるようにして固定していきます。
写真のペンが「ワックスペン」といって(簡単に説明するとハンダゴテみたいな道具です)
温度を調節できるタイプのもので1万円くらいで購入できる?と思います。
そのペンを使う際に気を付けるポイントをAとBの一人二役で箇条書きします。
・やけどをしない
A 先端が熱くなるのは想像できると思いますが持つ部分もなかなかどうして熱くなりますので、革を巻くなど
するとよいでしょう。
B 革は巻いてあるといいわね。 持つところが熱いと熱くても持てないのよ。
・溶かす部分以外にはあてない。
A ほんの少し触れただけでワックスが溶けてしまいますので、要注意です。
B 手で持って作業するよりは何かに固定するといいわね
・温度を上げすぎない
A あまりに温度が高すぎるとワックスが気化してしまうため中にガスが残ってしまいます。
B 先端の温度って何度がいいのかあたしも知らないけど、温度をいろいろ試してみると
その温度の違いでどういう風に溶けるかがわかると思うわ。
・気泡をしっかりと抜き取る
A ワックスの内部に気泡が残ったままだと思わぬ鋳造トラブルが発生する原因になります。
ゆっくりとかき混ぜるようにペンで空気を抜き出してあげると、しっかり接合できるとおもいます。
B 中心までしっかり溶けて一体になっていないと後ですぐまた取れちゃうからね
・深く刺しすぎるとペンが反対側から飛び出す
A これは以外にも一番やってしまいがちなミスです。気をつけましょう。
B 万が一突き抜けちゃったら裏側も盛り付けて修正するまでよ
・使い終わったらペンのスイッチをきちんと切る。
A ペン先に付いたワックスをしっかりふき取ることも忘れずに。
B 道具を大切に出来ない人はもうやめちゃいなさい。

写真は気泡を抜き取っているところ。
写真では解り難いかもしれませんが実際の作業ではしろっぽく空気が見えるはずですので、
慎重且つ大胆に空気を出してあげましょう。

覆輪と本体が見事に一体に・・・・・・・はなりましたが、なんともピンと来ない・・・・・
のでこちらに変更。
サイド部分には透かしを入れて石の光が抜けるようにしました。

石を本体にめり込ませるようにセットしてあるので、これだとのっぽにならずに納得のいくボリュームに
仕上げられると思います。
次回はいよいよ終盤の「彫り」に入りたいと思います。
お楽しみに!
お楽しみに!







「タガネ」という石留め用の工具で
小さな金槌で慎重にコンコン
これは前回のベース制作時に
石の厚みよりも少しだけ肉厚の
そのケガキ線を消さないように注意
マイナスドライバーを使い、深さを
余分な外側を切り落とします。
切り終わったら覆輪の外側を丁寧に
覆輪の完成図


まずは前回の続き「カット」から。
ケガキ方のコツは写真のように
先端部分の長さを左右若干変えてあるのがわかるでしょうか?
センターが出たら下に向けてリングの
下に向けて絞りが整ったら
両サイドから絞りが中央に集まると
指輪の形がだいぶ見えてきたところで
横からもしっかりチェックして、厚みの
ベースの形が完成です。
最後におまけのワックスベースパターンあれこれ
今回は石を使ったリングを造ってみようと思いますので、まずは石選びです。
これがビビッと来ましたので、今回は
まずワックスのチューブに使用する大きさの線を
この便利な道具はワックスを固定してスライスできる道具ですが、無い場合は「WAX用のこ刃」を着けたイトノコでカットします。
カットが終わったら切断面をヤスリで整え、

それからヤスリ。漢字で書くと「鑢」
おつぎはばねコンパスとノギス。
そしてなんと言っても一番の主役は



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